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TEL. 0952-34-2431

〒849-8501 佐賀県佐賀市鍋島5-1-1

アンケート結果

皆様ご協力ありがとうございました。貴重なご意見を頂くことができました。回答結果(分与希望数)および皆様からのご意見に対応すべく、第三次ナショナルバイオリソースプロジェクト(NBRP)への応募に向けて努力していく所存です。
今後ともご指導のほどよろしくお願いいたします。

アンケート依頼文、参考資料等


  • 1.回答者のご所属(回答件数 67件)

  • 2.マウスやラットの脂質代謝がヒトと大きく異なり、ウサギの脂質代謝がヒトに類似していることをご存知ですか?

  • 3.マウスやラットの冠動脈の動脈硬化病変の発生部位や病変、新機能がヒトと異なり、ウサギの冠動脈の動脈硬化、心機能がヒトに類似していることをご存知ですか?

  • 4.別表の疾患モデルウサギが容易に入手できる場合、ご研究で使用することを希望されますか?




    ■有償の場合、平均32,027円以下を希望
    ■希望年間使用匹数
     1.WHHL MIウサギ 1,124匹
     2.遺伝子改変ウサギ 818匹(合計)

  • 5.新たに開発を希望する遺伝子改変ウサギ、あるいは自然発症の疾患モデルウサギはありますか?

    「ある」と回答 21件

  • 6.ご意見等をご自由にご記入ください。

    希望しない理由(その他)

    ■脂質代謝異常,易動脈硬化発症モデルウサギを用いて研究できればより良い検討が
     可能となるのですが,現在の所属施設では,残念ながら実験群を組み立てるだけのウサギの
     飼育スペースが確保できません。
    ■ウサギの研究使用は興味あるが、それに投下可能なマンパワーと資金の余裕が現時点ではない。
    ■当院は分院であり、残念ながら実験室を持ち合わせていません。
    ■当動物実験施設にはウサギ飼育室がないため、使用できません。
     今後、状況に変化があれば、積極的に考慮させて頂きます。
    ■弊社ではターゲットの疾患を絞りこんでおり、脂質代謝関係はターゲットではないため、
     この分野の実験の必要性がない。更にウサギの使用もほとんどなく、
     過去3年間に数匹しか使用実績がなく、ためしに使用することもできないため。
    ■原著論文や学会の動向等を判断し、必要性や有益性があると判断されれば、
     将来的には導入を検討したいと思います。

    自由意見

    ■現存する「各種の遺伝子改変ウサギ」の情報(疾患・病理,生化学,代謝機能など)について、
     情報を入手する窓口が多くなると嬉しいです(ユーザーも増えるのでは?)
    ■以前、多数の動脈硬化性ウサギを提供いただきありがとうございました。それもに関わらず、
     論文としてまとめることができず時間が経過し、非常に心苦しく申し訳なく思っております。
     実験を再開することができればと願っております。勝手ばかりでご迷惑をおかけして申し訳ございません。
    ■ウサギの遺伝子改変動物は今後非常に重要なものとなると考えています。
     今後のご活躍をお祈りしております。
    ■価格に関しては安いに越したことはないのですが、飼育される方の手がかかっている事は
     理解していますので、ある程度の価格であれば購入すると購入すると思います。
    ■ウサギは脂質異常症や動脈硬化研究には必須だと思うが、ウサギを用いた研究の問題点として、
     ウサギ研究に使える抗体や試薬、遺伝子情報などが不足していることが大きい。
     どのような試薬や抗体がウサギに使えるのかなどが一目でわかるようなサイトがあってもよいと思う。
    ■組織標本での機能実験までならデータのばらつきはあるとしても、ほぼ1羽から1データは取れます。
     しかし単離細胞の実験では実験に使える細胞自体がとれない場合もあり、高価なウサギを使うのは
     慎重になります。また組織実験であってもウサギの月齢が高いのでデータがとれる確率は
     かなり低くなります。以上のような理由により価格が低く抑えられて、なおかつ安定供給
     (週3羽ずつで2-3ヶ月以上)が整わないと、なかなか踏み出せない状況です。
     現在はまず週齢の高いノーマルウサギでデータ取得率を向上させている段階です。
    ■WHHLMIウサギにおいて、性別の違いによって動脈硬化発症の時期などが大きく異なるように
     見受けられました。同時に複数匹購入する際は、可能な範囲で結構ですので、同性で揃えて
     頂ければ幸甚です。また、個々の動脈硬化進行具合を調べる方法がございましたら、
     御教示頂きたいと思います。WHHLMIウサギの取扱い等について、年に数回講習会などを
     計画頂ければ、ぜひとも参加させて頂きたいと考えております。
    ■非常に有用なウサギで、使用したい気持ちは強い。
     しかしながら、現在の研究は研究者個人レベルでの解析では不十分なことが多く、
     複数の研究者による組織レベルのリサーチが必要である。
    ■研究に有用な動物モデルですのでぜひ継続をお願いいたします。
    ■ウサギの発生工学的利用(ウサギES/iPS細胞、遺伝子改変ウサギ作製技術など)に
     興味をもっています。ウサギ利用推進には、ウサギに交差する各種抗体・サイトカインや、
     ウサギ遺伝子チップが必要になると思いますが、これらの整備は進んでいるでしょうか?
     また、ウサギには、MHC既知の近交系は存在するでしょうか?
     もしこれらがあれば、ウサギの研究利用はさらに広がると思います。
    ■以前、WHHLを使用させていただきました。
    ■私どもが所属している(研究所では)半官半民の外郭団体であるため、アカデミアではないとの
     切り分けがなされ、北山ラベスより購入をしております(WHHLウサギ)。
     1羽11万円と非常に効果であるため、その有用性があっても最低限の実験しかできませんでした。
     ナショナルバイオリソース事業では、非営利の研究施設であれば低価格でご提供いただければ幸いです。
    ■以前、文献の名称は失念してしまいましたが、塩見先生が記されたことを拝見し、
     このアンケートの質問「2」と「3」について知りました。実験用動物学の領域において、
     大変有用なお仕事をされていらっしゃいますね。 施設管理者として、ささやかながら、
     疾患モデルウサギの需要拡大に協力させていただきたく、添付の「参考資料」を施設内に掲示しました。
     必要な利用者には配付もさせていただきます。
    ■マウスと異なり、個体差が大きいことが問題点ですが、ヒトへの応用という観点において、
     うさぎ研究がより重要であることは理解しております。冠動脈の不安定プラーク、プラーク破綻、
     血栓閉塞のモデルの完成を期待しております。
    ■ウサギの利点を残したラットやマウスと同程度の大きさの
     安価なミニチュアウサギがあれば良いなと思います。
    ■現在、ウサギを用いた、動脈硬化のイメージングの観察をしております。
     今後、WHHLウサギを用いて、研究を行わせて頂きたいと思っている所でありました。
     ご協力できる事がありましたら、お手伝いさせて頂ければと思っております。
     今後ともよろしくお願いたします。
    ■お役に立てず申し訳ございません。上述のとおり、現在脂質代謝、動脈硬化、糖尿病等は
     ターゲット分野ではないため、ご提示いただいたウサギの使用を検討する余地はございません。
     しかし、将来的にターゲット分野が変わる場合もありますし、また他の分野の薬剤であっても、
     実際の患者、例えば糖尿病や高血圧の患者に投与した場合を想定して、
     作用を検討することもありますので、そのような場合は使用を検討いたします。
     今回のアンケートはこのようなウサギがいることを、研究者に認識してもらう事も
     目的の一つであると思いますので、頂いたReferenceは探索研の研究者に紹介しておきます。
    ■参考資料4に記載のあるVEGF-Tgウサギについて、眼において例えばヒトの糖尿病性網膜疾患と
     類似した病態を呈するのであれば、弊社においても研究用途の可能性があるかと存じます。
    ■ヒトApoE3-Tgウサギは、どのようなことを期待して作製されたのでしょうか?
     (ウサギApoEとの違いは?)
    ■小型のウサギの作製はできないでしょうか?
     (薬剤の評価を考えると、小さい方が化合物量などの点で使用しやすいです)
    ■遺伝子組換えウサギの開発状況を余り知らない研究者も多いと思うので、
     積極的な情報発信を今後も希望します。
    ■動脈硬化モデルは、人工血管壁組織で行う予定である現在ブタ由来血管内皮細胞を用いている。
     ウサギも適当であれば試みたい。
    ■現在、脂質代謝や動脈硬化に関する研究をしておりませんので、上記のような回答となりました。
    ■現在すぐには対応できないが、将来的には試みてみたい(遺伝子改変ウサギ)。
    ■WHHLMIは動脈硬化性疾患治療薬の評価のみならず,例えば糖尿病薬の冠動脈疾患リスク評価にも
     有用と思います。

バナースペース

佐賀大学
総合分析実験センター
鍋島・生物資源開発部門

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